これからお話することは、弊社のお客様からお聞きしたちょっと驚いた・ショックだった・嬉しかったお話です。
驚いた話
先日、弊社のお客様である印刷会社さんに最近の状況などをお伺いに行った時に「そういえば、うちと他の運送屋さんとの違いって何ですか?」とお聞きしたところ・・・
ということでした。
話の途中で「それって20年前の話じゃなく、今の話なんですか???」って、思わず訊ねてしまうような事もあり、正直驚きました。
ショックな話
東日本大震災が起こった一週間後に、ホームページを見てというお客様から、三重から福島に水を運んでほしいという依頼がありました。その時は金額的に弊社より安く運んでくれるところが見つかったということで、そちらで手配しますという連絡をいただきました。ところが数日後、同じお客様から今度は切羽詰まった様子で『やっぱり運んでほしい』という依頼が来ました。『どうしたんですか』と尋ねたところ『当日になってドタキャンされた』とのことでした。
一旦お引き受けした仕事を、ましてやこんな緊急の状況でこちらから断るなんて、弊社では考えられないことですが、いまだにそんな運送屋さんもあるのかと同業者としてショックを受けました。
嬉しかった話
お客様である製菓メーカーさんに弊社のサービスに何か問題がないかお伺いに行った時の話です。
何とか改善点などをお聞きしようと思って行ったのですが、「カワキタさんにはいつもよくしてもらって助かっています。問題?うちの方こそ、いつも急な配送依頼をしてばっかりで、逆に迷惑をかけてすみません。」と言われてしまいました。
聞くところによると、最近はお客様のオーダーが小口化、多頻度化してきているようで、当日のお昼くらいになって「明日持ってきてくれる?」と言われることが多いらしく、「カワキタエクスプレスさんが対応してくれなかったらそんなオーダーも受けられない」と言っていただけました。
本当に喜んではいただいていたのですが、あえて要望するとすればということでしつこくお聞きしたところ「しいていえば、宅配に近いような少ない荷物は運んでもらえないところかな。そんな荷物は大手路線会社に頼んでいるんですが、センターなどで何度も積み降ろしをするせいか破損が多いし、配達時間や集荷時間も何時になるかわからないということがあります。本当は、少ない荷物でもカワキタエクスプレスさんに頼みたいんですけどね。」と言っていただけました。
結局、自画自賛みたいな内容になってしまいましたが、正直「やったー!」って感じでした。
お客様にお話をお伺いするまでは、何か特別なことをして付加価値をつけなければと思っていましたが、お客様が求めることは別にそんな特別なことではなく、弊社では当たり前だと思っていることを当たり前にやり続ければいいのだと思いました。
運送会社として当たり前だと思っていること
★お引き受けした仕事は必ず最後まで責任を持ってやりこなす。
★期日・時間を守る。
★指定された住所に荷物をお届けする。
★お預かりした荷物を汚損・破損・数量の過不足なくお届けする。
とはいうものの最初からこんなことを当たり前にできた訳ではありません。お客様からみれば普通の当たり前のことですが、運送という仕事に携わる人達からすると、この当たり前のことを当たり前にするためにはかなりの血と汗と涙を流さないと達成できないことなのです。